ゆめ

夢を見た。

 

私は高校卒業間近で、賢くはないがアホでもないそこそこ名の通った大学に受かるという夢である。

 

やったーこれからいっぱい遊ぶぞー まずは服買いに行かなきゃー

 

などと友達と話しながら、高校の校舎で話し込んでいる。そこに担任がやってきて、

 

「おい、ももこぉ〜、これから大学の資料つくらなアカンねんけど、お前って何歳やった?」と聞くのである。

 

 

えー、もう先生しっかりしてよぉ〜。高校生なんだからさ、年齢はさ、えーっと、アレッ!?

 

のどになにかつかえたように、年齢が出てこない。

 

ちょっとまってちょっとまって…え~と…あっ…

 

そこで私は気づいてしまう。自分が本当は38歳で、二児の母親であるオバハンだってことに…。今の今まで子供だと思って浮かれていたのに、いっきに現実が押し寄せてきてガックリきてしまった。そこで目が冷めた。

 

 

夢の中でぐらい、自由でいたっていいじゃない