MRI検査の日は学校を休み、私一人が付き添った。
下の娘は義両親にあずかってもらうことにした。
MRI頑張ってね、ちょっと大きい音がするけど痛くもかゆくもないし。お母さんも病院の人もすぐそばにいるからね、こわくないよ
そう励ます私も、
うん、がんばるわ
と力なくつぶやく息子も、いっぱいいっぱいだったと思う。
検査は15分から30分ほどで終わった。
ニコニコ笑顔で出てくる息子、僕頑張ったで!と胸を張っている。
翌週、MRIの検査結果を聞きに行く。
MRIの検査結果ですがー、特に問題はなかったです。
という医師。
よかったと思うと同時にじゃあ息子のこの頭痛は何なの?という疑問が浮かび上がる。
提案なんですが、発達検査を受けられることをおすすめします。という医師。
え、発達障害かもしれないってことですか?
医師の予想外の発言にびっくりしてちょっと声が大きくなる私。
可能性の一つですが、息子さんのことをよく知るには有効だと思います。
息子をちらりとみると、診察椅子の上でぐるんぐるんまわっている。
アホで元気な小学生だ。
こいつに何の問題があるというのだ。
分かりました。それで息子の頭痛の原因がわかるなら、お願いします。
息子の謎の頭痛、二転三転してくれる。
とりあえず脳に関する病気でなくてよかった。